天狗は空を飛んだ!?

更新日:


DeanLof / Pixabay

天狗は跳んだ!

まことしやかにそのように伝えられています。

それってホントのこと?

 ワタシは半分ホントだと思います。「飛んだ」というよりは「跳んだ」のではないか? と。

跳ぶとは、カエルのように跳躍する、という意味です。

 

でも、なぜ跳べたのか!?


ワタシはその一本歯の下駄にヒミツがあるとにらんでいます。一本歯の下駄は、足裏にある強力な<バネ>を余すところなく活かす秘密兵器だからです。

 

足裏がバネ!?

 

そう、バネなのです。強靭かつしなやかなバネ。極端にいえばドクター中松開発のジャンピングシューズのように弾む構造がひそんでいるんです。

 

ここでちょっとだけ解剖学的なお話をさせてください。図をご参照になると、わかりやすいかと思います。

 

まず足裏でもっとも大きなバネは、3本のアーチです(図参照)。

1本目は土踏まず、2本目は足ユビ側の横アーチ、そして小ユビ側からカカトに向かうアーチ。まるで

弓道の弓のようによくしなる。

 

 

さて、このアーチは56個もの骨から成ります。

全身には約208個の骨があるので、その約1/4が足裏に集中している、というわけですね。

その骨それぞれは靭帯でつながれている。強力なゴム紐でつながっていると想像してみてください。

さらに皮下脂肪が約2センチの厚みで支えているのですが、これはマットレスのようなものと言えるでしょう。

 

このように足裏は、徹頭徹尾バネとして考え抜かれた構造があります。

そしてこのようなバネ構造をもっともよく引き出す最高のツールが一本歯の下駄です。なぜでしょうか?


まず3本のアーチ構造のなかの土踏まずのドまんなかに歯を置き、バネの弾みを最大限に引き出していること。そして鼻緒により、足ユビ側のアーチの弾みもよく引き出している。足ユビからは膝にかけての筋肉が走っていますので、脚全体の連動性も促進できます。

 

 

 

さてここで歩行している姿を想像してみてください。一歩踏み込む…そのときカラダは重力に沿って地面に落ちてゆき、地面についた瞬間に跳ね返る。作用・反作用というニュートンの法則がまずもっとも大きなチカラとして働いています。

 

そこに足裏などのバネ構造が手伝って、弾むように滑らかに歩行することができるわけですね。たとえば、重い荷物を床に落としても跳ね返ってこないのは、バネがないから。

一説には、歩行時には体重の1.2倍、走るときには約3倍の荷重が足部にかかると言います。

 

この跳ね返るとき、一本の歯だからこそ、地面から跳ね返るチカラを逃がすことなく、カラダへと伝えられる。もし歯が二本のフツウの下駄であったなら、跳ね返る力を分散させてしまうはずです。ロスが大きい。

 

実際に私は、この一本歯の下駄を3年ほど履き続けています。いえ、これで街に出たりしませんよ。庭先を散歩するのです。

 

当初はグラグラして歩くことすら不自由で、すぐに壁によりかかっていたものです。でもすぐにカラダはアンバランスに慣れてきます。

無意識的に全身の神経がバランスを取るように働きだすんですね。

カラダにまとまりができてくるのを実感します。

足裏には膨大な数の神経が集中していますが、クッションのきいた靴を履いているときに比べ、神経は稼働しているのではないでしょうか。

 

で、跳んでいたのか!? と聞かれたら、跳ぶほどでなかったと思います。しかし繰り返しになりますが重力と反力の運動に全身が順応し、カラダにまとまりができるのを実感します。

「歩行する」という運動に全身がロスなく集中しているとしたら、それはパフォーマンスのアップとしてあらわれるはずです。

 

実験してみたいと思います。100メートル走でタイムはどう変わるのか? まぁ、こんな酔狂なことに愛娘がタイムキーパーとしてつきあってくれれば、の話ですが。

 

蛇足ですが、もし一本歯の下駄を購入しようとお考えでしたら、歯が短いものをお勧めします。万一こけた際、歯が高いほど怪我になりやすいからです。

 

さても遊んでみては、いかがでしょうか!?

保存

保存

Blog Lanking

▼ランキングに参加しました。クリックして応援いただけると嬉しいです!

フォローしていただけるとブログ更新をお知らせいたします。

▼フォローしていただけますと、ブログ更新をお知らせいたします。

follow us in feedly  

-東洋体育

Translate »

Copyright© けんこう研 , 2017 AllRights Reserved.