アーユルヴェーダと中医は似てる!?『癒しのアーユルヴェーダ』(佐々木薫著・BABジャパン刊)

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単行本「5000年の歴史を取り入れた新生活術 癒しのアーユルヴェーダ」で印象に残ったのは、アーユルヴェーダと中医学(中国伝統医学)との比較です。

私たちとなじみのある漢方。それは日本で独自に発展した医療・医学ですが、その源流にあたるのが大陸で発展した中医学です。

アーユルヴェーダを理解するには、中医学と比較するのが近道かもしれません。

今回はその骨格となる中医学「陰陽五行」、アーユルヴェーダ「五元素」の理論を簡単に比較してみます。

五元素論と陰陽五行論 

さて世界には、以下の3大伝統医学と呼ばれるものがあります。

  1. アーユルヴェーダ…インド大陸の伝統的医学。
  2. ユナニ医学…ギリシャ・アラビア伝統的医学。
  3. 中医学…中国伝統的医学。

いずれも紀元前5千年ころに生まれ、相互に影響し合って発展したといいます。ゆえにともに似通っている点が多い。

では、アーユルヴェーダと中医学は、どこが似ているでしょうか?

まず、どちらも自然医学という基本的な考え方。大きな宇宙・自然のなかに小宇宙としての人間がある。

そして、その宇宙・自然といった全体は5つのエレメントからなるという世界観が似ています。図をご参照ください。

 

 

 

 

 

 

◎アーユルヴェーダ(星形の図):五元素…空・風・火・水・地

◎中医学(丸五つの図):陰陽五行…木・火・土・金・水

 「宇宙の始まりは意識の具象化されていない状態で、そこからオームという微妙な波動が発生したといいます。その波動から「空」の元素が現れ、それが動いて「風」が生じます。風の動きは摩擦を生じ、やがて熱が発生し、結合して「火」の元素が現れます。火の熱により空の要素が溶けて液体となり「水」が現れ、さらに溶けて「地」の元素が作られました」(本書引用)

なおアーユルヴェーダは、この5つの質から、さらにカパ(水の質)・ピッタ(火の質)・ヴァータ(風の質)…という3つの質が生まれ、それが人を構成している、とされています。

これをトリ・ドーシャ理論といいます。

一方、中医学の陰陽五行とは、木・火・土・金・水という5つのエレメントにより宇宙は構成されている、という見方ですが、詳細につきましてはまた別な機会に追ってお話しさせていただきます。

 

ホリスティック(全体的)医学

「アーユルヴェーダ医師が患者に対する最初の質問は、『あなたはどんな病気ですか』ではなく、『どんな体質か』です。治療は個人個人のオーダーメイドで、ひとつの病気でもすべての人に効くという薬はなく、すべての人によい治療はない、と考えます」(本書引用)

西洋医学は、病気を対象に対応します。たとえば風邪をひいたときは、風邪薬をのむのがふつうです。

それに対しアーユルヴェーダでは上記の五元素とトリドーシャ理論等を基準に対応してゆきます。

どのような質によってどう症状が表現されたか…そのように人間を全体としてみることからホリスティック(全体的)医学といわれます。

この点では中医学も同じです。ただし見方は、陰陽五行(木・火・土・金・水)が基準となります。

 

最後に各論です。

アーユルヴェーダでは、プラーナというのに対し、中医では気。

アーユルヴェーダでは、スロータスというのに対し、中医では経絡。

 

どちらも診断では脈診を重視し、薬草を活用する、という点も似ています。ことアーユルヴェーダにいたっては、使えない薬草はない、というほど。

 

と、いうわけで今回は、備忘録的にまとめてみました。

なお今回ご紹介した単行本『癒しのアーユルヴェーダ』(佐々木薫著・BABジャパン刊)は、日本アーユルヴェーダ普及協会の公式テキストとして指定されています。

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