もっと感じやすい陰の時代へ。

投稿日:


昭和の大名人・古今亭志ん生師匠の「金明竹」から。

 

 

昭和の大名人にあげられる古今亭志ん生師匠(明治23年~昭和48年)の古典落語「金明竹(きんめいちく)」の高座です。10分ほどですが、お時間のゆるす方はおつきあいください。

さて大名人にモノ申すのも畏れ多いですが、師匠の高座、相変わらご愛嬌たっぷりの名調子ながら、ちとキツイかなぁ…なんて、正直私は感じるのですがいかがでしょうか? 

小僧さんの与太郎にそこまでポンポン言わなくても…。

江戸っ子の口調とは、元来あんな調子なのでしょうか?

あるいは単に私の感じ方…いえ、私たちの感じ方の問題でしょうか?

 

野口整体の体癖論によるタイプ分類。

さて、ここで突然のようですが「体癖(たいへき)論」という心とカラダにまつわるお話に入らせていただきます。

野口整体はもうご存知の方も多いでしょうが、この一門では「体癖(たいへき)論」と呼ばれる気質分類法があり、背骨や骨盤などの体型や動き方の特長などから人間をタイプ分けします。

なお、ここで言う「癖」とは、個人の無意識的な反応や感受性といったことを指しており、悪い意味で使っているわけでは決してありません。

体癖をご存知の方は、人間を10種類のタイプに分けた気質分類法と思われている方も多いでしょう。しかし実はそれ以外にも体癖はあるのです。

それこそ今回お話したいメインテーマとなるのですが、前述の10種類の標準形に含まれない例外の体癖となります。

11種「過敏体癖」12種「遅鈍体癖」。

11種と呼ばれるタイプは別名「過敏体癖」と呼ばれ、12種と呼ばれるタイプは「遅鈍体癖」と呼ばれます。

この2種類については、10種類の基本的な分類のように、背骨や骨盤など体型からの考察はすることなく、外部からの刺激や情報に対してどう反応するか、という感受性に特化した分類となります。この点からみて特殊と言えるのです。 

11種の過敏体癖は、文字どおりあらゆる刺激や情報に過敏に反応します。しかしその反応は持続することなく、次々と新たな反応をみせます。

不調が症状として表面化しやすく、変化しやすい不安定なタイプです。

一方12種の遅鈍体質は、過敏体質とは正反対に身体の感応が鈍い。しかし一端反応したときは、大きな反応としてあらわれ、手こずらされます。

いつもは元気にみえるけれど、症状が表面化したときには大病となってしまうタイプです。

今日は過敏体癖的な陰の時代です。

現代は、先に述べた過敏体癖の傾向がますます高くなってきています。

検査を受けても異常は見られないのに、なんとなく調子がすぐれないという半健康人が増加していることは周知のとおりです。

アレルギー体質の人が増えています。

情報の洪水のなかで、誰もがすばやい取捨選択を強いられています。

そして良い悪いは別にして、欲求の希薄な草食系の若者が増えました。

スマホに目をやりながら、周りと距離を取りながら歩行する人が増えていることも過敏体質の傾向をあらわしています。

 

そんな過敏体癖の時代とは、陰の時代といえます。必要以上に受け取め、反応してしまうからです。

なお、陽が発散する性質とするのなら、陰は受け容れる性質であり、良い悪いを言いたいわけではありません。

志ん生師匠が生きた明治後期から昭和の初めはもっと男性的であり、今と比較するなら陽の時代といって間違えありません。

そして師匠の高座は、多くの方から慕われたのです。

※写真は金明竹

 

*参考* 体癖論の具体的な分類

最後になりましたが、ここで【体癖論とは何か?】 をコンパクトにお伝えしましょう。体癖論というのは、整体を創始した野口晴哉先生が提唱した気質分類の実践的な体系です。

 体癖ごとにそれぞれ特長がありますが、そのなかでも偶数種はすべて陰(=エネルギーを溜めこむ)傾向があるのに対し、奇数種はすべて陽(=エネルギーを外部に発散する)傾向がみられます。

 

■1種・2種体癖(大脳型):

見ため細身で色白。勉強好きであったり、事務能力に長けている人が多い。大脳でエネルギーを発散するクールなタイプ。 

 ■3種・4種体癖(消化器型):

見ため丸い顔・体つきのタイプ。おしゃべりが好きで人当たりがよい人が多い。いつも何かを口にしているような食いしん坊タイプでもある。

 ■5・6種体癖(呼吸器型):

逆三角形、スマートな体型の人が多い。呼吸器が発達しているため、スポーツマンに多い。合理的な発想をする欧米人的なタイプとも言える。

 ■7・8種体癖(泌尿器型):

腰が太く、がっちりした体型の人が多い。声が大きく、積極的でパワフルな人が多い。このためリーダー的な資質に富んでいる。勝ち負けにこだわるタイプ。

 ■9・10種(骨盤型):

9種はコダワリが強いオタッキ―な職人的な性格。小柄な人が多い。これに対し10種は大らかで母性的。9種体癖は男性の原型ともいえるのに対し、10種は女性の原型とも言える。この点で9・10種のみ他の体癖とは性格が異なる。

 

※画像は、ネットからお借りしました。

※体癖論については、パーソナリティに関わるだけに、プライベートにお伝えする機会をつくりたいと思っております。

Blog Lanking

▼ランキングに参加しました。クリックして応援いただけると嬉しいです!

フォローしていただけるとブログ更新をお知らせいたします。

▼フォローしていただけますと、ブログ更新をお知らせいたします。

follow us in feedly  

-体癖論, 落語/演芸
-, ,

Translate »

Copyright© けんこう研 , 2017 AllRights Reserved.