イノチの根っこ「腹」を養う。

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腹とは全身の鏡であり、誰にとっても見やすいです。

今回は、腹のお話をします。まず、なぜ腹のお話をするのか!?…そこから入ります。

PinSharp / Pixabay

◎腹は、全身の状態を表す鏡です。全身の緊張および勢いは、全てここに表われます。

◎腹は、上虚下実という理想の状態をつくる要となります。

◎腹は、弾力の幅が広いため、誰にもわかりやすいです。セルフケアに適しています。

◎腹は、呼吸と眠りに関連が深いです。命や健康の源である呼吸と眠りを深めることができます。

腹は4つのエリア

次に、腹とはどこか、というお話に移ります。お腹は、次の4つのエリアに分けられます。

    • 上腹部…肋骨の下の部分(図のピンクの部分)。
    • 中腹部…おへそ周りの部分(図の黄緑色の部分)。
    • 下腹部…骨盤ラインの部分(図の黄色の部分)。
    • わき腹…肋骨と骨盤の間(図の緑色の部分)。

 腹の弾力を感じ、カラダの声を聴く。

腹の何をどうみるか。モニターの仕方について、前述の4つの腹それぞれについてお話します。

 

■上腹■(ピンク部分)は、いつも柔らかいのがいい。息を吸っているときも、吐いているときもゆるんでいる。手でふれてみて、ずぶっと指腹が沈むくらい柔らかいのがいい状態です。

また上腹は、全身の縮図のようなものであり、カラダのどこが緊張してもここに反映されます。目や肩・腰の緊張をはじめ、脳や神経の緊張、内臓の緊張、感情の緊張まで全てです。

中腹■(黄緑色部分)は、柔らかくて、弾力があるのがいい。息を吸っているときは弾力があり、吐いているときはゆるむのが本来の状態です。

特に胃および十二指腸の調子がよく表れます。

下腹■(黄色部分)は、いつも弾力があるのがいい。息を吸っているときも、吐いているときも、弾力があるのが本来の状態です。

下腹の弾力により、骨盤の弾力(膨らみと縮み具合)が左右されます。したがって下腹に弾力があれば、カラダのセンター(中心軸)にチカラが集まりやすくなり、集中力はもとより、決断力や行動力がつきます。

この下腹に弾力がないときは、上腹部が緊張している場合もありますが、心身がくたびれている場合も多々あります。

また、更年期のために下腹の弾力を失っているケースもあります。

わき腹■(黄色部分)も、いつも弾力があるのがいい。息を吸っているときも、吐いているときも、弾力があるのが本来の状態です。

このわき腹は、くたびれるとチカラが無くなります。 また泌尿器系の調子もよく表れます。

眠りとの関係が深く、寝入りばなの良しあしや、眠りの深さも左右します。

上腹と下腹は、シーソーの関係

ここで重要なことは、上腹と下腹は、シーソーの関係である、ということです。

上腹はゆるんでいるべきところですが、ここがゆるまないと、下腹も弾力が出ません。

反対に下腹部に弾力がないと、上腹部はゆるみません。

お互いに関連し合っている、ということです。

みぞおちと臍下丹田

なお、上腹・中腹・下腹には、中心となるツボのようなポイントがあります。わき腹には特にありません。

■上腹■には、剣状突起と言うあばら骨の天辺(肋骨中央)の突起から指2本下にくぼみがあります。ここをみぞおちと呼び、上腹のなかでももっとも大切な部分なので、後でお話する調整の際も、ここをゆるめることが肝心です。

■中腹■には、ヘソから指3本上あたりにポイントがあります。

■上腹■は、ヘソから指3本下にあります。ここが丹田(臍下丹田)と呼ばれる部位で、つねに弾力があるかどうか、調整の際に確かめることが重要です。

 腹を感じるだけで整ってくる。

では、これから実際のお腹を整えてゆきます。

あお向けになり、両ひざをたて、ゆったりとした気持ちで進めましょう。以下のとおり、順々にお腹に手をふれてゆきます。

 

■上腹■…指の腹でふれてゆきます。

みぞおちはゆるんでいますかか? あばら骨の下にそって指の腹をずらしながら、ゆるみ具合をモニターします。

■中腹■…指の腹でふれてゆきます。

ヘソから指3本上に弾力は? ヘソの周辺に指の腹をそえ、ずらしながらモニターしてゆきます。

息を吸ったときに、弾力はありますか? 吐いたときに、ゆるんでいますか?モニターします。

■下腹■…指の腹でふれてゆきます。

ヘソから指3本下の丹田に弾力はありますか? 骨盤の上(腸骨と恥骨に囲まれたエリア)全般に弾力はありますか?指の腹をそえ、ずらしながらモニターします。

■わき腹■…指の腹でふれてゆきます。

弾力はありますか? 指の腹をそえたり、5本の指の腹でつまんだりしながら、弾力をモニターします。

触れて感じる。触れられて感じる。 

もし弾力がなかったり、柔らかすぎるときは、そこに指の腹で触れたまま、ただ感じる。

充分に感じられたなら、次に「感じられている側」はどうか? 「お腹の側がどう感じているか」にフォーカスします。ただそのまま感じる。

そのうちに、が深くなってくるかもしれません。

あくびが出てくることもあります。出て来たら、それにまかせる。出るたびに回復します。

涼しく感じてくることもあるでしょう。

弾力が回復しないときは…。

もし、やってみて、左右の弾力がアンバランスなとき…? 実はそういうときもあるものです。

風邪をひきかけたとき、生理の前のときなどです。

このときは、身体が新たなバランスへと向かう回復期であり、いわば積極的にアンバランスな状態をつくっている時期です。

このような良い意味での回復期があることも知っておきましょう。

また、弾力が回復しないときは、足湯をすることがイチバンです。新たなバランスへとスムーズに移行するよう促されます。

ただし、食べ過ぎのときも左右アンバランスになるものですが、それはシグナルとして受け止めるべきです。

眠りこそ、健康のカギでありイノチの根源。 

さいごに、いつやるか?…についてお話をします。これは重要です。

寝る前です。

寝る前は、ゆるむべきところが、ゆるむときであり、調整するのに最適です。

 

余分な緊張をほどき、それとともに息を整える。

そのように自分で調整をしたうえで眠りに入り、あとは無意識的な自動調整に任せる。カラダの知恵あるいは自然回復力へバトンタッチ。

人のカラダは人智を超えた自然のたまものであり、最後はお任せすることでしか、整わないものなのです。

いわば人事を尽くして天命を待つようなもの

それが理想です。 

ハイアーセルフの手にお任せ。

それはいくら科学が発達しようとも、変わらない真理です。

 

私は、日本の整体と言うものを学び、もっとも良かったことは、「眠り」と「息」が健康の根幹であることを身を持って知ったことです。

いえ、イノチというものの根幹です。

 

そして、「眠りと息」にもっとも関連しているものとして真っ先に挙げられるのが腹であることから、今回この腹について採りあげ、できるだけわかりやすくお話したつもりです。

 

より多くの方に、より良く生きるための一助になれば幸いです。

 

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